j_m_w_t氏に応答する
http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20070703/1183465702
手短に。
「かつて過ちと過去に縛り付けるものから人を解き放とうとした意志」というのは、最初から誤解。
個人名をキーワード登録し、そこに個人情報や過去の発言などを集積することについて、集積すること自体を絶対にやってはならないこととして批判したわけではない。僕が問うたのは、「なんのために」それをするのか、ということ。そして、「ダメ、というわけではないから」、「本人が構わないといっているから」という消極的な理由しか出てこない=積極的にそれをする理由がないことを批判した。理由もなく人を縛ることを批判した。理由があればやっていい、というわけではない。その場合には、その理由による。僕の場合は、デタラメと思える相手の発言について、それがデタラメであったのかどうかを確認するために、引用し、整理した。
【追記2007/07/07】
再応答があったので。>http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20070706/1183737334
まず、「誤解だ」としたことについて、誤解する側に一方的に非がある、というつもりはない。というよりも、誤解は生じうるだろうし、誤解を招きやすい展開だったことも確かだと思う。もちろん、こちらに非がある、と言うつもりもないが。単に、意味が異なっていることの確認したに過ぎない。そして、そのことは、当時もコメント欄で言及している。そこまでチェックしてなくても別に不思議はないから、誤解に基づいた批判をされたとしてそれは仕方がないが、だから、あらためてその誤解がどこにあるかを指摘した。それだけのこととしか思っていない。
後半について。Rancelot氏の過去の発言について、別に撤回しているわけでもない以上、過去の発言に縛られるのは当然のことだ。僕は今回のやりとりとそのときのやり取りが同型のものであるね、と考えたので、紹介したまで。僕は、僕の認識をRancelot氏に対して示すために、そのように書いただけである。仮に、Rancelotの過去のやりとりについても随時検証し、そうした追加の情報を集積していくだとか、同じ内容のものをMr_Rancelotというキーワードを設定して多数のアクセスを呼び込むような形で置くだとか、彼の個人情報をあわせて乗せるだとか、そういうことをすれば、不要なまでにRancelot氏に重圧をかけることになるだろうから、やるべきではない、と言うだろう。今回僕がやっていることについては、問題だとは思っていない、ということである。問題だと言いたいなら、僕の過去の発言や態度を引き合いに出すよりも、僕がRancelot氏に言及したことで具体的にRancelot氏にどんな影響があり、それを許容できないといいうるのかを言えばいい。
【追記2007/07/07夜】
さらに追記されたようなので、答えておく。
引用された次の文句について。>「少なくとも自分は手を染めない、という態度は大事かと思います。」
キーワード登録する積極的理由があり、それをするのだ、と述べるなら、もちろん、それは理由による。で、そのような理由なく行われるときに、「自分がやらなくても誰かがやるはずだ」ということでも、それは「少なくとも自分は手を染めない、という態度は大事かと思います」という意味。実際、引用された文の直後では、
絶対に登録してはならない、とまではいわないし、それほどの強い主張ではありません。しかし、少なくとも、「禁止されていない」「本人は了解している」以外の構築的な理由を考えるべきだとは思います
と述べた。つまり、ここでも、先の「誤解」が尾を引いている。
繰り返すけど、最初の誤解を責めるつもりはない。わかりづらい文脈には違いないからだ。しかし、「誤解だ」と言われたときに、とりあえず「誤解かもしれない」と真に受けて一度でも考えてみる人にはわかることだろうと思う。