モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

2007-01-01から1年間の記事一覧

保険業界は混合診療解禁で何を狙っているのか

混合診療「全面解禁を」 規制改革会議、重点項目に@asahi.com この、規制改革会議とやらに参加している経営者が、本当に国民一人一人の生活を考えているのかを試すには、簡単な方法がある。「自由診療部分をカバーする民間保険商品の販売禁止」という条件を…

政権担当能力

民主党への批判の定番として「政権担当能力に疑問がある」というものがある。まぁ、民主党が頼りになりそうだとも思わないし、その他の政党についても同様。「能力がある」とは言わないよ。しかし、だ。いつも不思議に思うのは、こういうことを言う人たちは…

新自由主義者なら教員免許更新制には反対すべき

教員免許更新制が取りざたされているけれども、こんなものに賛成している輩は「新自由主義者」ではない、と言っておく。たとえば『資本主義と自由』(品切れ中)などを読めば書いてるけれども、ミルトン・フリードマン*1は、医師免許制にさえ反対している。…

可能性の問い方

自分を全力で守ってくれる大人の庇護の下に、ではなく、ホッブズ的世界に生まれ落ちるような生まれ方がある。そのような中に生れ落ちた子どもが、暴力の吹き荒れる中で*1、ただ生き延びる、そのような育ち方がある。──そのような境遇からでも、自己を肯定す…

既に承認されて在ることを信じる、その2

先の記事からの流れを受けて。font-daさんからコメントとトラックバックをいただいている。x0000000000さんからもトラックバックをいただいている。font-daさんの記事に即して考えてみる。

既に承認されて在ることを信じる

「承認は分配できるか(財のように)」、後半部分について。 「「財の」分配という問題は立てられるが、「承認の」分配という問題は立てられない」、というところまでは、そうだと、やはり思う。その先を考える。

原子力は地球温暖化対策にならない

「今こそ原子力政策を見直そう」で、温暖化関連は別記事、と予告したのに放置してたことに気づく(buyobuyoさんのところで話題になってるのを見つけたので)。というわけで、残務処理。といっても、元ネタは、原子力資料情報室のこれ。>地球温暖化問題と原…

混合診療を解禁してはならない、ショートコメント

承前。 まだ、ゆれてる人がいるみたいだから、ごくごく短いコメント。 混合診療解禁→混合診療部分をカバーする民間保険会社登場→混合診療部分の保険診療化に抵抗。 つまり、混合診療を解禁するとは、「保険診療化に恒常的に反対する強力な政治勢力を医療業界…

承認は分配できるか(財のように)

幸せそうな奴らが目障りだから気を遣うべき、いなくなるべき、云々、といった物言いに賛成しない。そうではない奴らが醸し出す暗さ、重さがうんざりだから、気を遣うべき、いなくなるべき、云々、といった物言いにも賛成しないのと同様に。すべての人が、幸…

ねじれ国会について

なんだか、あちこちであんまりな言われようを耳にしたので、忘れないうちに簡単に書いておく。

あうんの呼吸について

何が「あうんの呼吸」だ。 政治家の仕事の重要な一つは、「あうんの呼吸」でやっていることを、周囲の人間が理解できるよう明確な言葉で説明することである。さまざまな行為や発言の理由を問われて、「あうんの呼吸」としか答えられない政治家は、政治家とし…

私有財産制?

(α)財が個々人に帰属するように所有される。=私有財産制 (β)財は、それを生産した人によって取得され、所有される。 まったく違うものなんだが、未だに区別できない人がいるのはなんでなんだろうな。

混合診療を解禁してはいけない

保険診療と保険外診療(自由診療)を併用する「混合診療」を実施すると、本来は健康保険が適用される診療も含めて治療費全額が自己負担となる厚生労働省の運用が妥当かどうかが争われた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。定塚誠裁判長は「厚労省の法(健…

リビングウィル問題、補遺

立岩真也『弱くある自由へ』を紹介したのだけど、次の本もオススメ。僕は未読ですが、評判よいです。「尊厳死」に尊厳はあるか―ある呼吸器外し事件から (岩波新書)作者: 中島みち出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/09/20メディア: 新書購入: 1人 クリッ…

今、この社会でリビングウィルを要求すること──見えない「絶滅政策」

edouard-edouardさんに質問をいただいたので、少し正気に返った。「これにふさわしい怒り方が分からない」などと呆けている場合ではない。ともかく、当面、僕にできることは、僕に出来る限りでの解説を試みることなので、そんなことしかできないので、改めて…

これが人間か──終末期の治療法、意思確認に診療報酬

終末期の治療法、意思確認に診療報酬・厚労省方針 厚生労働省は26日の中央社会保険医療協議会(中医協)で、患者の終末期の治療方法を文書で確認した場合に診療報酬を医療機関に支払う方針を提示した。終末期を自宅で迎えたい人や、病院での延命治療を望まな…

怒りの自由市場の不安定性

人が、怒るべきことだと自らに直接に思えることについて怒り、周囲は、それに共感したり理解しようと努めたりするとしても巻き込まれないでいられるならば、怒りは問題の所在を示す大事なパラメータのようなものになるだろう。しかし、「人が怒るべきだと考…

教育における強制・矯正・共生

私たちが学ぶ必要があることは、直接的に自分にとって役に立つこと、必要なことだけではない。私たちの社会は、一つの経済をなしており、その中で、十全に暮らせている者もあれば、そうではない者もある。そして、そうではない者たちが十全に暮らすためには…

民主党について危惧すること

社民や共産って、どこかズレたところにイライラすることはありつつも、ある程度多数党でないと頼りないということがありつつも、それでも民主を支持しよう、とは思い切れない。というのは、社民や共産の場合、たとえ腐っていても、「人が住む場所に爆弾降ら…

真理と政治的正しさ

政治的に正しいとされることに遠慮せず、真理を臆せず述べること、それが学究の責務であると、妙に肩肘はって言われることがある(それも、肩肘張ってない風に言われる)。その誠実さはどの程度のものであるか。1.何が政治的に正しいか、はとりあえず措く…

承認と分配──介護の政治と経済

「障害者は介護者を喜ばせなければならないのか」@世界、障害、ジェンダー、倫理☆ この記事に対する共感を込めて、気になる点を一つ批判しておく。

可能性について

世界はあるようにあるのであり、それは変わらない。人間が何をしようとも、変わらない。その世界において可能なことは、既に世界において決まっていて動かない。 人間に可能であることは、世界において可能であることの部分集合である。人間の可能性が広がる…

学校を廃棄したその後、中間?まとめ

かなり多岐にわたる話に踏み込んで書き散らかしたままなので、発端の記事に戻って整理してみる。

言語/存在における否定形の問題

「「対案についての思考」を禁止します」@(元)登校拒否系 私たちは、「白木屋ではない場所に行こう」と言うことができる。しかし、「白木屋ではない場所」に実際に行くことはできない。より正確に言うならば、「白木屋ではない場所」としか言い表せない場…

独立しなかった植民地=沖縄を考える

「正学校論」@猿゛虎゛日記の、主に前半部分を検討する。 こう言い換えてもいいかもしれません。良心的フランス人が語るのは、植民地バージョン1を、より問題の少ないバージョン2にバージョンアップするとか、そうしたことだけだったわけです。それにたい…

「対案を出せ」論法について

何かについて批判的なことを言うと、すぐさま「だったら、どうするんだ、対案を出せ」などと恫喝される。これは不当だ。しかし、私たちは、ある瞬間を空白にしておくことはできないのであり、そこに何かがなければならないなら、やはり対案は必要なのである…

収容所としての社会と教育

「学校を廃棄したその後」のコメント欄より。 特に、一番新しいコメントに対して。 toledさんとのやりとりは毎度緊張感がありますね。この問題ではハッキリと立場違うしね。そのあたりをぶつけあってみると面白いもんになるはずだ、とは思うわけです。今回は…

学校を廃棄したその後

貴戸理恵の不登校系トークラジオ第2回@オール・ニート・ニッポンを聴取。常野さん(id:toledさん)も出演してる。気になった、象徴的な場面を取り上げる。PART5終わり頃の貴戸氏の発言(の大意)。 学校をなくすっていうと、「どこで漢字を覚えるのよ、九…

安倍首相辞任に思う

外遊中に「職を賭して」という発言が出たのを見かけたときから、元々ヤバイ目つきがかなりやばくなってないか?と感じ、「この人、ホントに自殺するんじゃないか」と心配になった。ずっと憎憎しく思っていたバカ首相とはいえ、そこはそれ、やはり一人の命。…

不毛さについて

ある種の議論を「不毛だ」とか、「ダメな議論」だとか、言いたがる人は多い。「そのやり取りは失敗だ」とか、ね。もちろん、やり取りをするからには、目標を定めるし、その目標に照らして、そのやり取りは失敗だった、ということは言える。というより、そう…