モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

2008-01-01から1年間の記事一覧

「観客席」への補注

※ 末尾に追記あり+idトラックバックを忘れていたところを追加。(2008/04/06 09:40) 「観客席なんかありません」の記事について、いくつかの注意と、ブクマコメントへのレスなどを書き留めておく。

inumash氏へ、「観客席なんかありません」

inumash氏からのトラックバック。>http://d.hatena.ne.jp/inumash/20080401/p1 論理の筋道の問題と運動論の問題を摩り替えている、というところは、あちこちで指摘されているとおりだけど、ではなぜこれを摩り替えてはいけないのかというところを付け加えて…

排外主義者、あるいは日曜サヨク、その4

iteau氏が反論を書いたそうだ。>id:mojimoji氏への反論 しかし、不思議な読解をする人たちだな。

排外主義者、あるいは日曜サヨク、その3

さて、先の記事に対して、id:ruletheworld氏から返事があったので、応答する。>http://anond.hatelabo.jp/20080331011310

排外主義者、あるいは日曜サヨク、その2

さて、見つけてしまったので、「倫理の一貫性」(@extra innings)という記事について反論しておく。チベット問題を語っているときに、パレスチナはどうなのだ、アイヌはどうなのだ、という論点をぶつけられたとして、それをどう理解するか、という問題。「…

排外主義者、あるいは日曜サヨク

今ここで手を組めば、この人を助けることができる。そのような決定的な場面においてであるならば、悪魔とだって手を組むかもしれない。ただし、ほとんどの瞬間は、そのようなマンガみたいな決定的瞬間の遥か手前にあって、そのような地味な場面で考えられる…

台湾社会の政治空間

実は、先週1週間ほど、台湾に滞在してた。わけあって恒常的な交流がある人たちなのだが、その付き合いの中で感じた、台湾に暮らす人々の政治空間について。僕の経験に限られたものだ、という点はとりあえず各自でご注意を。*1 *1:とりあえず、台北近郊の、…

台湾総統選挙

国民党の馬英九氏が当選した。 報道なんかを見ると、経済重視の国民党・馬氏、独立路線の民進党・謝氏、という構図でまとめられているけれど、それほど単純なものでもない。少なくとも、民進党も国民党も、8年前の陳水扁が当選したときとは違う。そのあたり…

小児性愛の何を問題にしたいのか

demianさんの記事とか読みつつ。>「最近のいろいろ」

自転車の三人乗り

時期を失しないうちにメモしておきたいので、こなれてないけども、最初にニュースを見たときに思ったことを書き留めておく。 とりあえず、二人の子どもを連れて出かけるというとき、二人の子の手を引いて歩いていくのと、その二人を自転車の前と後ろに乗せて…

新潮社

なんというか、なんというか、差別的な構造が現にあるとしても、差別意識は確かに薄れているはずだと思っていたのだけれども、この一月の間に目にしたさまざまな文章を通じて、自分がいかにアマアマであったか思い知らされた気がする。 アジア女性資料センタ…

ポスト「ポスト・モダン」に向けて

バカには何を言っても聞かない、という人がいる。悪い奴は確信を持って悪いことをやっているのだから、「それは悪いことだ」と言っても無駄だ、という人がいる。バカや悪人に向かって「説教」するよりも、もっと「現実的な方策が必要だ」、とかなんとか言う…

「マッチョ」

こういう言葉の使い方があるのか、と、昨日初めて知った。id:reponさんもマッチョだと言えばマッチョだけど、マッチョじゃなければ生きられないならマッチョになるしかしょうがないわけで。「マッチョでなければ生きられない状況」を批判するためには、「マ…

「いつも「疑問だ」といいながら真実に興味がない」人たち

先日の中学生暴行事件の被害者が告訴を取り下げた。事件発生当初に被害者の落ち度を語っていた連中が、今度は、米兵の冤罪を言い出している。関連して、「中学生暴行事件の告訴取り下げの件」(@風のはて)という記事で、地元紙から引用されているので、こ…

意志への自由、その2

font-daさんの書かれていることに異論はない。ただ、僕は、支援と運動は別物だと思っている。そのことが先の記事で十分明確だったか、と問われるならそうでもないので、これは反論ではなく、用語の整理です。

意志への自由

いろいろと思ったことを、整理せずに書いてみる。

「広義/狭義の性暴力」とか言い出すんでしょうか?

まぁ他の新聞なども報道していますが。ぼくの今のところの姿勢は「詳細な続報を待ちたい」という感じ。もうすでに実際にレイプがあったものとして容疑者について何か言っている人も目立ちますが、そういう人は過去のいろいろな報道で何をどのように学んだの…

口コミで広がるレイピストの論理

こういう愚劣な記事を見るたびに頭痛がするのだが。 http://anond.hatelabo.jp/20080215043933とかその周辺の反応を見て再認識したのだけど、犯罪抑止・回避の論理と犯罪被害者保護の論理は往々にして矛盾する。前者を推し進めれば犯罪被害者をしばしば責め…

規範・事実・規範についての事実

規範論「〜であるべき」に対して、事実認識「〜である」という言説を(対抗的に)用いる人たちは、「〜であるべき」という規範が実際に語られ支持されるという「事実」を示すことの意義を完全に忘れている。それは馬鹿げたふるまいだということは、何度でも…

「匿名の主に宛てて書く」の2

http://anond.hatelabo.jp/20080216194346 に応答します。

匿名の主に宛てて書く

「強姦被害から自分を守るために、少しでも意識したいこと。」 見過ごせない点だけを指摘しておく。

「匿名の主に宛てて書く」を読む人に宛てて書く

「強姦被害から自分を守るために、少しでも意識したいこと。」を書いた人は、その記事中に書かれたとおりの当事者であるのか。それは創作されたプロフィールに過ぎないのではないか。誰しも考えることだと思う。この文脈で、このタイミングで、このようなこ…

米兵の事件だから大きく報道するに決まってるだろ、このバカ

一般の事件に比べて米兵の暴行事件が大きく報じられるのをいぶかしる輩がいる。まだ分からないのかと、寒々しい気分になる。 米兵の事件が大きく報道されるのは、地位協定のためである*1。地位協定があるために、米軍には、容疑者を日本の警察に引き渡す義務…

デスノートはどこにあるのか

とりあえずLと月の対決のお話としてはよくできてて面白かったけれども、それとは別に、法と正義について。>あらすじは公式サイトをどうぞ。

誰か都知事閣下にインタビューすればいいのに

倖田來未の謝罪については、それはそれで別にいい。謝るんだから、まだしもマシ。とりあえず、「羊水」発言についての僕のスタンスはこちら。>「「羊水」発言について」 「石原慎未と倖田來太郎」@猿゛虎゛日記 注釈の必要はないと思う。 「今回の倖田來未…

「消極的支持」の欺瞞こそ全体主義の始まり

【nichijo氏の指摘により、追記を一部修正、末尾】 「消極的支持がない絶対的支持の投票は全体主義の始まり」(@手記)を受けて。 選んだ人が主観的に何を考えているとしても、ある候補者を選ぶことは、その候補者の掲げる政策に対して、全体として、「イエ…

トンデモとは何か

体系性を作り上げようとする意思の欠如である。(ちょっと真面目に) サヨクとフェミニストを同義語で用いる人のことである。(半分真面目に) (以下、余白。)

「羊水」発言について

倖田來未は、ピュアなキャラクターを演じるというよりも、そのように生きようと結構本気で考えているように見える。個人的には、全然好みのタイプではないけれど、その本気風なところは嫌いではない。いつかのテレビ番組での「水伝」発言*1もそういう彼女の…

選挙を勝ち負けで語る人たち

去年の参院選の後の安倍・自民シンパの反応とまったく同じなんですよねこれ。自分たちの望まない結果を他人のせいにするという悪手は左右関係ないということでしょうか。 http://d.hatena.ne.jp/y-yoshihide/20080202/p2 そういうロジックが成り立つことには…

「二つのB層」のリアリティ

橋下を支持した人々は、たとえば「福祉を削らずして財政再建はありえません」などという信念を「現実的だ」という。富裕層*1へのさらなる負担増は「非現実的」だが、社会的弱者への支出を削ることは「現実的」なのだ。ここに、現状よりもさらに支援を削り取…