モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

リハビリ

 正月になんか新しいこと始めたい気分になって衝動的にブログの更新なんかしたわけだけど、案の定、2月放置。さすがにブサイクすぎるので、なんかちょっと書いておこうと思う。先に書いておくけど、書くリハビリとして書いているので、以下、すでにどこかで書いたようなことを繰り返し述べるだけの話で、正直つまらない。

 まぁ、ともかく何か書くことだ。ツイッターはいろいろ書いてて、ブログに書いてないだけだしね。

 

 新型コロナ対応に明け暮れて1年が過ぎ、いよいよ2度目の新年度を迎えようとしている。昨年は3月に一斉休校、4月からは各大学とも一斉にオンライン授業への切り替えという慌ただしい開幕だったわけだが、今年はどうか。

 一言で言うと、「ゆでがえる」と呼ぶに相応しい状態だと思う。なんとなく慣れてしまっている。なんとなく飽きている。疲れている。気の緩みの兆候はそこかしこにある。まぁ、緩まない方がおかしい。国も(大阪に関しては)自治体も、トップが率先して緩んでいる。1年も経つのに何も学んでいない。

 

 これから夏に向けてウイルスは活動しづらい環境にはなる。実際昨年も、夏に向けては感染は一定収まっていった、ということもある。しかし、楽観していい状況には程遠い。シンプルな話だ。見るべきは、昨年同月比で事態が改善しているかどうかだ。改善していないならば、その先にある「次の冬」は今年の冬より悪い可能性が高い。

 ワクチンが革命的な効果を発揮すればいいが、それにしたって本格的に接種がはじまるのは夏以降。気の長い話だ。

 

 文科省の誘導もあり、新年度は多くの授業が対面に戻る。しかし、感染防止対策の観点から言えば、(距離を詰めて言葉を交わすことになるので)学生同士の討論も個別指導も控えた方が良い。紙類の配布も回収も原則としてやらない。そうした制約をいろいろ考えると、教師が一方的に話すだけの講義にどんどん近づいていく。こうなると、オンラインでやる方がずっとマシだ。

 オンライン授業では、僕自身の昨年一年の取り組みで言えば、学生と教員の距離は例年よりも縮まったと思う。これまで、学生の提出物に対してこれほど多くのコメントを返したことはないし、チャットやオンラインでの面談など、個別指導もこれほどたくさんやったことはない。

 対面には対面の良さはある。しかし、対面の良さとは、要するに、直接話し合えることと直接に物のやりとりができることなので、コロナ対策をしっかりやればやるほど使えない。実習とかであれば、コロナ対策にコストをかけてでもやる意義はあるだろうが、通常のゼミや講義では、ほぼ無意味だ。グループディスカッションなら、対面で感染防止に気をつけながら2メートルも間隔空けて話す、なんてやるよりは、オンラインの方がいい。

 ちなみに、対面授業をやれば、学生同士の距離を近づけることはできるのだけど……本当に近づけていい情勢なんですかね。教室で学生が固まっていたら(いろんな人の話から、こういう事態は常に起こる)、離れるように注意しなければならない。「おしゃべりしながら一緒に食事」さえ「やめろ」と言わねばならないのだ。真面目にやればやるほど、そのうち険悪な雰囲気になるのではないか。そんな学校に本当に来たいのか。僕にはさっぱりわからない。

 

 とまぁ、とりあえず、こんな感じで。次はあまり間隔空けずに書こうと思う。……と書いておいてどうなることやら。