モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

立ち位置を選ぶという特権

法律家という立ち位置@おおやにき http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/000153.html 専門家としての立ち位置の問題って、そんなに簡単に回避できるんですかね?

法の外に正義を構想する

稲葉先生(あえて)には悪いなぁと思いつつ。 法廷と手続的正義・続々@おおやにき http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/000150.html で答え残したところ。「正義と自由」と題されたの一節について。

語り口の問題/立ち位置の問題

■ mojimojiガンガレ!(決してアイロニーでなく)@インタラクティヴ読書ノート別館の別館 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20050125 僕は自分でもこんなエントリを書いている人間なので、(表面的な意味での)語り口は問題にすべきでない、と考えて…

おおや氏「法廷と手続的正義・続々」に答える

気が早いですが、25日のエントリを使います。(24日11:00時点) 「法廷と手続的正義・続々」 http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/000150.html 「取材問題」については、やはり排除があった可能性の指摘まで含めて付け加えることはありません。「正義と…

保守主義者と放言左派の共通点

そして、女性国際戦犯法廷とは、少なくとも直接には関係のない論点について。僕の過去の発言、たとえば「正当な法が(少なくとも従軍慰安婦問題に関して)そもそも役割を果たしていないという事実をどう評価するのかを抜きにして、非正当の法がしゃしゃり出…

bewaadさんへの応答

まだ23日ですが、24日のエントリを使います。非正当の法の存在と正当の法の不在について@bewaad.com http://bewaad.com/20050122.html#p02 まず、誤解が生じないように申し添えますと、正当な目的が正統な手続きを無視する理由になるという見解を僕は持って…

おおや氏「法廷と手続的正義・続」に答える

おおや氏『法廷と手続的正義・続』@おおやにき http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/000149.html 「信頼性について」、「「強制力と結びついていないからいいじゃねえか」(意訳)について」、「「正義」から出発するか「自由」からか」の3つに分かれて…

おおや氏「法廷と手続的正義」に答える

出張先にも関わらず、懇切丁寧なお返事、感謝。 http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/000148.html おおや氏の応答を受けて僕の思うことは、整理すれば次のようになる。「正統な」法廷というのは、「強制力を発動させるに至る論理を示す + その発動を実際…

女性国際戦犯法廷の形式的な批判について

NHKと朝日新聞を巡る騒動とは異なる次元の論点であることには注意しつつも、やはり女性国際戦犯法廷そのものへの批判はそこかしこで見られる。「シンパシーを感じる」と明言したわけだし、その批判の内容次第では僕も旗を持ち替えねばならないのだから、…

非正当の法の存在と正当の法の不在

(2005/01/22追記 「正統」と「正当」の使い方がめっちゃめちゃですね。はずかし。「正統」で適宜言い換えた方が良いところが多々ありますが、とりあえず直さずそのままにしておきます。文脈に注意しながらお読みください。タイトルも、「非正統の法の存在と…

辺野古も熱を帯びてきた

沖縄・名護市周辺はそろそろ桜シーズン。毎年1月末から2月にかけて、本土よりも濃い、鮮烈なピンク色の花が咲き誇ります。 さて、問題の辺野古ですが、年末年始モードはとっくに終わった、ということを我々も再確認しとかないといけませんね。昨年暮れに海…

青色発光ダイオード開発の対価

開発者・中村修二氏が和解への不満をぶちまけた記者会見の品のなさに辟易はしていたのとは別に、この問題がまずは分配問題であるということはきちんと認識されているのかが気がかりだったのですが、とても分かりやすいエントリがありましたので紹介いたしま…

沖縄で買った本

年末年始に実家に帰ったとき全然本を買わなかったのだけど*1、こんな1冊を買いました。 『県別マップル沖縄県広域・詳細道路地図』 地図がこんなに面白いものだとは思わなかった。昔住んでいた家、自分が通った小学校や塾、おばあちゃんの家、そこまでの道…

大学入試センター試験

試験監督やってきました。交代で取るわずかな休憩時間と飯以外はほとんど座ることができないという極限状態。試験時間の合計だと2日で9科目580分ですが、各科目ごとに開始前20分、終了後10分は仕事がありますので、都合30分×9科目=270分を加…

忘れていないよ、ってことだけ一言

http://diary5.cgiboy.com/2/henokonikki/ 最近、妙にアクセス多いので宣伝の意味で。辺野古にもできれば興味を持って欲しい。そしてできればできれば、一度、二度くらいはFAX攻撃にも参加してください。よろしく。抗議先一覧など基本情報。 てか、明日6…

読売新聞・・天皇が強姦罪に問われた?!

http://d.hatena.ne.jp/claw/20050115からのテンプレ転載。 ▼読売新聞がものすごい捏造報道! そんなことは誰も言ってない(@∀@) http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050114ig91.htm 「女性国際戦犯法廷」では、昭和天皇が「強姦(ごうかん)」の…

民衆法廷の意義

過大評価も過小評価もしない方がいい。「被告人の弁護人すらいない」って話は僕もちょっと驚いたけど、よくよく考えてみると、あまり大した意味はないんじゃないか、とちと思う。僕自身、女性国際戦犯法廷にはシンパシーを感じる人で、その意味で庇いすぎじ…

NHKなどの意見の受付先

支援しよう、と言いつつ、肝心なものを忘れてた。のざりんさんとこのエントリ(http://d.hatena.ne.jp/nozakiy/20050114#p1)に、NHKの意見受付ページのURLなどがまとめられてます。

長井さんを支援しよう

「私もサラリーマン。家族を路頭に迷わすわけにはいかない。告発するかどうか、この4年間悩んできた。しかし、やはり真実を述べる義務があると決断するに至りました」。そう言って長井さんは涙声になり、言葉を詰まらせ、ハンカチで目をぬぐった。 「告発に…

NHKに問いただすべきこと

長井さんの記者会見の詳細。 http://www.asahi.com/national/update/0113/014.html まず、長井さんの発言から伝聞部分をすべて取り除いたとしてなお、NHKに言いえることはそれでもある。 NHKは公正・公平でなければならない。このことを、NHKはいつ…

+α:ドサクサ紛れの女性国際戦犯法廷への中傷

女性国際戦犯法廷が行ったことは、日本がその真相究明を放棄している従軍慰安婦問題を、民間レベルででも可能な範囲で追求したということだ。安倍氏はドサクサまぎれにあの法廷を批判していたが、その原因のすべては日本政府の怠慢にある。なぜ法廷が必要だ…

NHK・政治圧力疑惑・・・Nステに安倍生出演

4年前の、女性国際戦犯法廷の特集番組に関する政治圧力疑惑に関連して。 安倍が出てきて言ったことを乱暴に要約すれば次の通り。 圧力をかけた事実はない。NHK幹部を呼びつけた事実はないし、先方からNHK予算についての説明に来たのが1月29日。中…

NHK番組改変問題のリンク

http://postx.at.infoseek.co.jp/NHK-kaizan/top.html かなり詳細なリンク&資料集。 出演した米山リサ氏による改ざん箇所の指摘および高橋哲哉氏による指摘は、「何が削られたのか」を通して、改ざんした人たちが何を嫌がったのかを浮き彫りにしてくれる。…

paroさんへの回答。その2

sex

僕は、基本的には売る心配のない人間ですから、おそらくは女性であろうparoさんとはちょっと感覚が違うのかもしれません。だから、(笑)といった表記にはつい、敏感になってしまいます。ここを、実際に性労働に携わっている人が見るかもしれない、と思うと…

パレスチナの選挙

メディアがこぞって、「歴史的な日になる」と言っている。 何を寝ぼけたことを言っているんだ。パレスチナ問題におけるアラファトに起因する問題というのは、元々イスラエル政府の根本政策に起因するものに比べればゴミみたいなものでしかなかった。今、イス…

paroさんへの応答

sex

僕の懸念と、paroさんの指摘した問題について、少なくとも3つの位相の異なる問題が混ざり合っています。これらはそれぞれが大事な問題ですが、区別して論じなければならず、また、それぞれに異なる答えを出すことが可能です。まずは、その3つの分類。 ホス…

弱い人をどう位置づけるのか

sex

http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20041125#p1 でまとめたという論文ですが、読み返してみると、これでもかなり問題があるように思えてきました。一言で言えば、「自己決定できる強い個人」を基準に考えていることの弊害はくっきりと残っている感じ。 性労働…

新年、あけました。

また一年生き延びることができました。そして、生き延びることのできなかった人たちのためにできることは、せいぜいその冥福を祈るくらいのことしかありません。それは僕のような極端に鈍い人間にとっても、それなりには辛い気持ちにさせることです。手遅れ…