モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

economics

新自由主義的グローバリズムへの対抗戦略

面白い記事を見つけた。>「2005総選挙 (4)日本とドイツの対照的な選挙結果」@CYBER FRENCH CAFE 単なる選挙結果の比較に留まらず、ドイツにおける政権の新自由主義的シフトの背景についても言及しており非常に興味深い。

郵政民営化法案のインチキ

早くも質問王の本領発揮か?>「郵政民営化法案の不思議」@保坂展人のどこどこ日記郵政民営化法案でほとんど議論されていない(議事録でも見た覚えがないし、どこのブログでも指摘されているのを見たことがない)問題が発見されたらしい。

不況は神罰ではない

(2005/08/27 10:14 若干加筆。) まず、不況の原因について正しい認識を持とう。そして、構造改革なんて政策が、少なくとも不況という問題に対しては何の意味もないことを確認しよう。当然郵政民営化も関係ない。小泉構造改革主義とは今の日本の困難を一部…

それは本当に経済学から言えることか

id:mojimoji:20050822#p1で、跡田直澄慶応大学教授の発言をとりあげた。 郵便事業、貯金事業、そういうものを政府の役割としてやっていくということ自身は、私の習った経済学、普通の経済学ですけれども、そういうものからは全くあり得ないと私自身は申し上…

結局さっさとリフレ策やれって話になるわけか

浅学非才を省みずに郵政民営化に関して勢いだけでイロイロ書いたわけだが、まぁ、正直怪しいところが結構あるなぁ。そういう意味で、bewaad氏のエントリをいろいろと読んで改めて勉強してみた。ほとんど試験の答え合わせしてる学生みたいな気分。*1まぁ、な…

郵政問題のソフト・ランディングのために

郵貯・簡保の抱える資金をなぜ市場に放出しなければならないのか。その理由としては、「政府が財政赤字を垂れ流し、その受け皿が郵貯・簡保になっているからで、その蛇口を閉めなければ財政再建はできない」、ということが指摘されていた。だから、郵政民営…

郵政・維持されるべきサービス水準をまず明らかにせよ

昨日紹介した竹中大臣の発言は、しかし考えれば考えるほど解せない。 移行期間終了後におきましても、銀行、保険にとっての郵便局ネットワークの重要性や、新たに自前の店舗網を大々的に整備するというのは膨大なコストがかかることを踏まえますと、全国一律…

「郵政民営化」という責任放棄

郵政民営化の論点とは、ユニバーサル・サービスの維持である。言い換えれば、「儲からなくても提供しなきゃならないサービスのコストを、誰がどうやって負担するのか」である。今回の郵政民営化法案とは、そもそもそんなサービスの提供などやめちまえ、とい…

マクロ経済学再入門します

最近、マクロ経済学再入門を志しつつあります。経済学の大事さは仲正さんに言われずともわかっとるわい、などと生意気なことを言っていた(id:mojimoji:20041202)のですが、マクロ経済学の大事さはまったく考えていなかったことは迂闊と言わざるを得ません…

需要が減少している理由

http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20041206#p1に関連して。 不景気の原因は、需要不足。それも、財の魅力がないために、貨幣の方に需要が集中している、いわゆる「貨幣愛状態」の人びとがたくさんいる。そのために、需要が足りない。ゆえに景気が悪い。これが…

もう一つメモ インタゲ≒白色経済テロ?

これも単なる思い付き。インフレ・ターゲットをすると、貨幣の価値は下がる。リフレ派はこれが景気回復に必要だ、という。で、その理屈も分かる。正しいと思う。 しかし、社会保障制度が機能不全を起こし、年金も何も頼りにならん、自分で備えるべ、とがんば…

『経済学という教養』読みました。

『経済学という教養』は7章の途中まで読んだ。それにしても、著者じきじきにコメントいただくとは恐縮至極。おかげで、小野さんの本読んだときの記憶が徐々によみがえりつつあって、経済学とのいい意味での再会を果たせたような気がします。改めて御礼申し…

『経済学という教養』(第5章まで)

僕の専門は応用ミクロ経済学としての公共経済学であって、経済学研究科の出身でありながら、マクロ経済学はせいぜい学部レベルの知識しかないど素人。一応は経済学徒の端くれなので、稲葉振一郎『経済学という教養』は、素直に勉強させてもらうつもりで読ん…