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モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

沖縄県公安委員会に電話してみました

 選挙が終わるや否や、安倍が全国の機動隊を高江に派遣し、現地が騒然としていることは皆さんご存知のことと思います。まぁ、なんともえげつない話です。野蛮な国だと思います。警察が国家権力の忠実な手足となっているわけです。


 ところで、警察がこのように国家権力の犬となってしまっては、困ります。警察には政治的中立性が要請されるわけです。そこで、警察に対して管理・監督する行政委員会・公安委員会が設置されていて、警察に対する苦情を受け付けたり、諸々そういう仕事をやっています。……もちろん、事実、警察は国家権力の犬そのものなわけです。なぜか。公安委員会がまともに仕事しないからです。

 公安委員会の仕事の一つに「警察庁や他の都道府県警への応援要請」というのがあります。問い合わせた人によると、警視庁は「沖縄県警の要請に応じて派遣している」とのことですが、正確には、沖縄県警が直接に要請することはありません。沖縄県公安委員会が、沖縄県警の意を受けて、要請する。そういう形式になっています。

 そこで沖縄県公安委員会に電話して、三点、確認してみました。
(1)「沖縄県公安委員会が高江への機動隊派遣を要請した」と理解してよいか。
(2) 高江への機動隊派遣・応援要請は政治的中立性の観点から問題があると思うがどうか。
(3) 高江において、法的根拠を示さないままに検問を実施している、との話がある。問題ではないか。

 (1)については、すでに書いたとおり。要請したのは公安委員会です。
 (3)については、「現場を見てないから判断のしようがない」と言っていましたが(判断するのは、電話に出た公安委員会職員=元刑事ではなく、公安委員なんですけどね)、一般論として、「現場の警察官が法的根拠を説明できないのは問題だ(仮にそんなことがあれば)」という点は同意してくれました。

 で、(2)です。この点も、基本的には「違法行為に介入する」のであって、それはどちらかの政治的立場に加担することとは違う、ということを言いたいようでした。まぁ、これも電話口の元刑事ではなく、公安委員が判断すべきことなので、次のように要請しました。

「わたしは高江への機動隊派遣・応援要請を、政治的中立性の観点から問題だと思います。公安委員の皆さんが、政治的中立だと考える根拠について、きちんと公式見解を明らかにしてください」。

 もちろん、木で鼻くくったような対応しか出てこないと思いますが、一度のやり取りで片付くはずもありません。明日、沖縄県公安委員会に対して、請願書を出そうと思います。

 公安委員会は、警察を管理・監督する任務を負っていながら、その電話対応に元刑事が出てくるわけです。こんなんで警察を管理・監督するなんてできるわけがない。公安委員会の形骸化は、まちがいなく、警察の腐敗の要因の一つです。各都道府県の公安委員に対する要請行動なんかも、やっていく必要があると思いました。当面の間、この方向性で高江に対する援護射撃(になればいいけど)を試みてみたいと思います。


 ところで、都道府県の公安委員会委員を指名するのは、都道府県知事だそうです。知事がイカれてるところではどうしようもありませんが、せっかく翁長県知事がいるのですから、ここは頑張ってもらいましょうよ。……というところで時間切れなので、続きはまた後で考えたいと思います。皆さんからも、良いアイデアがあれば教えてください。検討しますので。

 

大晦日に

 来年に思いをはせる暇もない。

 いろいろと忙しいこの日に何か書いておかねばと思ったのはなぜか。他でもない、例の「合意」なるもののことです。
 この問題への解決は、少なくとも、次の要素を含んでいなければなりません。真相究明。責任者処罰(または、最低限、その明確化)。そして、被害者への補償。しかし、今回の合意の中に、前二者の要素は一切含まれていません。
 言うなれば、ここで志向されているのは、「過ちを記憶し、二度と繰り返さないための解決」ではなく、「一切を忘れ、永遠に葬り去るための解決」です。そのことは、合意が報じられるや、歴史修正主義者からの非難が始まり、同時に、少女像の撤去や朝日新聞の責任が声高に叫ばれるという言論状況にすべて現れています。それを黙認している政府の姿勢にも、です。彼らは、本心では過ちを認めていない。
  そんな欺瞞に満ちた合意でも、被害当事者を交えた中で交わされたものであるならば、まだしも。今回の合意は(も)、当事者を蚊帳の外に置き、権力者たちの都合をすり合わせるのみでなされたものでした。

 しかし、この国の政府が、とりわけ安倍政権が酷いのは、良くも悪くも慣れています。今回、本当にがっかりさせられたのは、この合意を歓迎する共産党村山富市氏の談話であり、その他「リベラル」と目されてきた人たちの発言です。中には、形ばかりの批判をしながら、つい先日は揃いも揃って『帝国の慰安婦』を持ち上げていた人たちもいます。

 事態は悪化の一途を辿っています。そんな中で迎える大晦日、今夜、私たちは二つの年を跨ぎます。しかし、戦前から連綿と続く軍国主義、克服されるべきレイシズムを抱えたまま、未だ私たちは一つの歴史の流れの中にいることを、改めて確認させられました。
 

読書:栗原康『現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す』

 栗原康『現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す』を読みました。

鄭玹汀「SEALDsについて」を巡って

 まずは、関連リンクの整理。

 僕としては、鄭玹汀氏の批判は的を射たものであり、SEALDsのみならず、日本全体で受け止めるべき大事な論点を提起するものと考えています。その点について、高橋若木氏による鄭玹汀氏への反論を検討しながら、考えを述べてみたいと思います。

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汚染水とストロンチウム ~ 2015.04.06参議院復興特別委員会 山本太郎議員質疑

山本太郎 国会 放射能 考察

 汚染水とストロンチウムに関する国会質疑です。序盤は答弁者(糟谷敏秀、資源エネルギー庁廃炉・汚染水特別対策監)ののらりくらり話法でイライラさせられますが、わずか10分の質疑の中でも山本議員はいくつか大事なしっぽを捕まえています。明らかになったことの要点は以下のとおりです。*1

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