鄭玹汀「SEALDsについて」を巡って
まずは、関連リンクの整理。
- 鄭玹汀「SEALDsについて」
https://www.facebook.com/permalink.php?id=100004420802283&story_fbid=480331362124220 - SEALDs綱領の該当部分
http://www.sealds.com/#opinion の中の三つめ。NATIONAL SECURITYの部分。 - 高橋若木氏による反論
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1412446015750101&id=100009541482871&fref=nf&pnref=story
僕としては、鄭玹汀氏の批判は的を射たものであり、SEALDsのみならず、日本全体で受け止めるべき大事な論点を提起するものと考えています。その点について、高橋若木氏による鄭玹汀氏への反論を検討しながら、考えを述べてみたいと思います。
続きを読む憲法を根本から問い直す対話 ~ 高橋哲哉&岡野八代『憲法のポリティカ』
憲法96条改正論議や解釈改憲という暴挙に象徴されるように、為政者自身が憲法的価値をまったく尊重しない。そんな異常な時代に、哲学者・高橋哲哉と政治学者・岡野八代が「憲法」をめぐって対話する。これは読まないわけにはいかないでしょう、という企画ですね。
- 作者: 高橋哲哉,岡野八代
- 出版社/メーカー: 白澤社
- 発売日: 2015/03/07
- メディア: 単行本
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まずは内容紹介からしておきますと、全体は三部構成で、安倍政権下の現状を批判していく第一部、そこから憲法論を深めていく第二部、そして(安倍政権批判を超えて)さまざまな思想的課題に挑む第三部、という流れになっています。
話題は多岐にわたるのではありますが、憲法をめぐる中心的な論点として二つを拾えるかと思います。一つが9条。いま一つが天皇制。それぞれ整理してみたいと思います。