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防衛庁、「省」に昇格へ

 民主党は「シビリアン・コントロールの徹底」なるものを付帯決議するのを交換条件に賛成に回ったらしいのだけど。付帯決議のために取引するのが一概にダメ、とは言わないけれども、シビリアン・コントロールなんか、そもそも付帯決議するまでもなく当たり前の話じゃないか。
 しかし、調達に関する不正疑惑もほったらかし、イラク派兵の功罪についても、アメリカの開戦理由──「大量破壊兵器を隠し持っている!」──が嘘だったにも関わらず、その反省もなく。沖縄知事選で負けてたら、「特措法作って県を外して建設許可を出すつもりだった」とか抜かしてるじゃないか*1。これのどこが「シビリアン」なんだよ。意味ねーよ。
 既にシビリアン・コントロールなんか機能していない。そもそも自民党の中枢部に「シビリアン」なんかいない。軍事オタクとロマンチスト、兵隊より血気盛んな連中ばかり。「庁」でさえ統制取れてないのに、「省」になって統制なんか取れるものか。

*1:読売ニュースのキャッシュより。「久間防衛庁長官は、沖縄にあるアメリカ軍・普天間基地の移設に関連し、先週の沖縄県知事選挙で与党が負けた場合には、特別措置法を作って海上の埋め立て権限を、知事から国に移すことも検討していたことを明らかにしました。/これは、久間長官が長崎市で行った講演で明らかにしたものです。久間長官は、先週の沖縄県知事選挙で与党が推薦した仲井真氏が負けた場合には、「力ずくでもこっちはやるんだ、と言わんばかりの腹を持っていた」と語り、普天間基地の代替施設の建設に必要な公有水面埋め立ての権限を、特別措置法によって県知事から国に移すことも検討していたことを明らかにしました。/仲井真氏は代替施設の県内移転を条件次第で容認する立場であることから、「知事の意向も聞きながら、うまく調整しながらやっていきたい」と強調しました。(23日21:48) 」