モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

募集定員200名、関係者ご招待279名?!

9月2日、青森県八戸で行われた『教育改革タウンミィーティング』の募集定員は、200名だったが現実には400人を超える人が参加した。ここで、一般の参加者は何人だったのか? と問うと、山本信一郎大臣官房官房長は「186人です」と答弁した。私は、「知人に聞いたところ、5人応募したが1人しか入れなかったと聞いている。何人の人が応募して、選外となったのか」と問うと、「全員が入れたはず」とのちぐはぐ答弁。この点は再調査を要求した。

ところで、このミーテイングに参加した人の話によると「主婦です」と話し始めた人のところで、ドッと笑いが沸いたという。なぜなら、この「主婦」は先日まで校長であり、その前は市教委の指導主事だったから、教育界の人たちは「主婦」という言い方に思わず口元を緩めてしまったのだという。「そのぐらい、学校長・副校長・事務職員・教育委員会などの関係者が多かった」と聞いたので、この関係者の人数は何人だったのかと私は聞いた。

な、なんと、だ。「関係者で御招待申し上げたのは、279人でした」という答弁。私は首をかしげ、思わず耳が悪くなったのかと聞き返した。山本官房長は、「一般応募者以外に関係者の取りまとめもお願いしていた。地元八戸市青森市、あるいは周辺市町村の教育委員会から、県立学校、地元小中学校、国立大学・高専の方々、またPTA関係者は110人です」と説明した。「そんなにたくさん、関係者を招待していたら、一般の人は入れないじゃないか」と声を荒らげてしまった。
「民」を偽装した教育関係者の大量動員が判明した - 保坂展人のどこどこ日記

 ここは21世紀の日本だったはずだよね。確か。夢とか勘違いでなければ。

追記

県教委が陳謝 八戸の発言依頼問題asahi.com、2006年11月09日

 県教委教育政策課の細越友之課長は8日に開かれた県教委の定例会に出席し、八戸市で9月にあった教育改革タウンミーティング(TM)で事前に発言依頼をしていた問題について、委員に対し経緯を報告し、「結果として県民の不信感を招いた」と陳謝した。
 細越課長によると、同課は三八教育事務所を通じて、内閣府から示された三つの発言例のうち一つを「参考」として発言予定者に示したという。細越課長は「会場で発言がなかった場合を前提にお願いしており、発言を誘導したという認識はなかった」との見解を示した。
 この問題について、実際にTMに出席していた委員が発言した。鈴木秀和委員(医師)は「議論が白熱して挙手する人が多く、司会者も誰に発言してもらうかに苦労していたと思う。会としては公正に行われたと思う」。
 01年に青森市内で開かれた第1回TMから参加しているという島康子委員(会社役員)は「開かれた場でやっているのがTM。内閣府で『質問がなかった場合』として用意した部分が誤解されたのは残念。今後も趣旨が損なわれないように続けていってほしい」と話した。

 id:sava95さんご紹介の記事。いけしゃあしゃあと悪意を否定。教育が荒廃しているとすれば、この手の厚顔さこそが原因じゃないのか。

 annntonioさんとこにまとめ。>教育基本法「改正」反対―(1)大臣が知らない!・知らされてない!=文科省ぐるみで規範意識のナイことしてますわぁ… (2)官僚が算数できない! (3)「官製動員」で市民が入れない! (4)「タウンミーティング=『官製動員』」は高い! - annntonioのページ(β)