国防・外交関連いくつか
国会審議を見守る会@はてな関連。件の中川昭一政調会長の「核保有、議論はすべき」発言に関連して、与党・政府は火消しに躍起になっているのかと思いきや、おかしな擁護発言が出ているようなので、調べてみた。
国防関連・「核保有、議論すべき」発言
中川発言に関連して、麻生外務大臣が次のような発言をしているらしい。一つめは外務委員会、二つめはテロ防止・イラク支援特別委員会。
今度は閣僚からの迷言が出た。麻生外務大臣が本日(注:18日)の衆議院外務委員会で、中川昭一政調会長の「選択肢として核(の議論)ということもある。大いに議論した方がいい」とテレビで発言したことに関連して、ほぼ同様の見解を述べた。「隣の国が(核兵器を)持つことになった時に、(日本が核保有の是非を)検討するのもだめ、意見の交換もだめというのは一つの考え方とは思うが、議論をしておくのも大事なことだ」と述べた。「非核三原則を維持する政府の立場は変わっていない」(毎日新聞13時29分更新より)というもの。中川発言に対して、塩崎官房長官以下火消しにまわったのを御破算にした発言で、「非核三原則を堅持するという政府の立場は変わっていない」と前置きしているとはいえ、「大いに核武装を検討する議論をした方がいい」というのであれば、完全な閣内不一致である。「今は非核三原則だけれど、核武装の議論をタブーとすべきでない」というのなら、唯一の被爆国として核廃絶をめざしてきた日本の立場は崩壊することになる。麻生外相の「核保有議論」のすすめ - 保坂展人のどこどこ日記
麻生太郎外務大臣は、衆議院テロ防止・イラク支援特別委員会(注:19日)で、「この国は言論統制はされていない。共産主義や社会主義国家とは違う。言論を封鎖する考え方にはくみしない」と答えた。
【核武装論】麻生外務大臣「言論封鎖にくみしない」|つれづれなる政治と競馬の世界
せめて質問者が誰だったのか書いてくれてると探しやすかったのだが、あちこち見ていて結構時間がかかってしまった。
山井和則議員の質問・概要
00:00 | 北朝鮮・核実験の第一報の防衛庁長官への連絡が遅れた件 | 久間長官は恥をかかされた格好。同情するが「危機管理体制に問題はなかった」と強弁するのはどうかと思う。 |
17:00 | 中川発言 | 別記事にします。 |
30:00 | 自衛隊の後方支援と憲法解釈 | 聞き流してたのでコメントなし。 |
34:00 | テロ特措法、5年間の総括 | 同上。 |
40:00 | 大量破壊兵器の不在とイラク攻撃支持の是非 | 「大量破壊兵器は存在しなかったが、(大量破壊兵器があるとの理由で始めた)武力行使の決定およびそれに対する支持は間違っていたとは思わない」とのトンデモない発言。まぁ、アメリカも同じトンデモ発想を強弁してるので、同じ事を言う分には恥を感じないらしい。心底寒い。 |