アドバンス・ディレクティブ(事前指示書) vs. リビングウィル
1.リビング・ウィルとは、事前に医療処置を拒絶し、前もって死を決定する要望書のこと。これは、実際には、患者自身を守るというよりも、むしろ医師や家族を守る側面が強いようです。一度書いたら中々修正できないし、治療直前の意思撤回は、かなり面倒で困難になる、など。
例えば《ALSでも、呼吸器をつけないと言っていたにも関わらず、搬送される救急車の中で、「やはり生きたい、着けたい」と、患者が言い出した場合、事前に文章を「とっていたら」、そのような患者の言葉を無視するという医師も、少なくない》そうです。
2.他方「事前指示書」(アドバンス・ディレクティブ)は、何度でも書き換えができるはずのもので、患者主導のもの。
・・これらの区別に敏感であることが大事で、さもないと、この混同にもとづいて法制化が進んでしまったりするそうです。
http://d.hatena.ne.jp/sugitasyunsuke/20060328#c1143610812
sugitasyunsukeさんの整理。改行などは適宜モジモジが勝手に挿入。