モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

律法主義者の習性・まとめに代えて

 (1:41加筆修正)
 まだわかんないみたいですね。>id:otsune
 otsune氏は次のように言えばいいんですよ。

「決して愉快そうにしているわけではない相手の誕生日を祝う会を勝手に開くという十二分に悪趣味なイベントについて馴れ合って事実上承認することに、何の問題もない」

 どうしてこう述べないのか。こんだけ長いやり取りをしていても、まるでそれだけは言っちゃいけないことを知っているかのように、このような言い方だけはしないのですよ。otsune氏や、こういう類の人たちは。


 僕は、otsune氏がやったことの意味において、それはイジメと判断されるべきことだ、と主張しているのですが、それはおっしゃるとおり、僕の判断です。otsune氏が従うべき理由などありません。だから、あなたの判断において、あなた自身がしたことをきちんと記述的に踏まえて、その上で「それはイジメではない」と言えばいいのですよ。なぜ、それを言わないのでしょうか。
 まず、otsune氏が代わりに何を述べているかを見ましょう。上記のように言わない代わりにotsune氏が言うのは、「それはあなたの判断です、あなたの勝手です」というものです。これは嘘でも間違いでもありませんが、ここで注目すべきは、otsune氏が「述べたこと」よりも、「述べなかったこと」の方です。otsune氏は、自分の倫理観において行為を正当化するのではなく、他者の倫理観において自分の行為を否定されない、という言い方を、わざわざするのです。あるいは、自分がしたことを具体的に記述しない。
 また、otsune氏のような人は、自分がやったことを具体的に記述した上で、「それはイジメではない」「それは問題ではない」という主張をしない。単に、mojimojiにはmojimojiのルールがあり、otsune氏にはotsune氏のルールがあり、それに合致する/しないというレベルでのみ話をしようとする。そうではない。mojimojiのルールには、「決して愉快そうにしているわけではない相手の誕生日を祝う会を勝手に開くという十二分に悪趣味なイベントについて馴れ合って事実上承認すること」に対する判断が反映されるし、otsune氏のルールにも、「決して愉快そうにしているわけではない相手の誕生日を祝う会を勝手に開くという十二分に悪趣味なイベントについて馴れ合って事実上承認すること」に対する判断が反映される。otsune氏は、otsune氏の行動がotsune氏のルールにしたがっているかどうかによってではなく、otsune氏の行動が実際に何を意味しているかによって判断したことを、きちんと言わなければならない。ここでも、彼のような人たちが、実際に意味している何かへの判断を語ることはほとんどない。
 つまり、こうした人々は、その行為を動機付けている構築的な理由を隠すために、それ以外の何かを口にするのです。これは、自らの行為の動機があまり清清しいものではないことを自覚している人たちがよく使う手口です。彼らは、自らのあまり褒められたものではない内心の理由にしたがって行為することを諦めないのと同時に、そのあまり褒められたものではない内心の理由を口にすることによって評価されることを事のほか嫌うのです。
 だからこそ、自らの行為を構築的な理由によって説明しようとはしない。それだけは可能な限り避ける。常に、「それは禁止されていない」という否定形を用いて説明しようとする。あるいは、実際に何を意味するかではなく、規則に合致するかのレベルでのみ、行為を正当化しようとする。自覚的にやっているのか本能なのかわかりませんが、いずれにせよ、こうした種類の人々は、できるだけ敵意を集めずに自らの人前に出せない情動を発露するために、構築的な理由を隠しつつ行為を正当化するわけです。
 この手の言い逃れにイライラさせられた経験がある人は多いでしょうが、手口はこのように大変にシンプルなものです。もちろん、手口が分かったからといって、この人たちがこの手口を使うのをやめるわけじゃないですがね。そもそも理解できないみたいですし。


 そろそろこのネタも終わりですかね。

追記

http://d.hatena.ne.jp/Mr_Rancelot/20060330/p2#c1143728730にて。

侮蔑的表現についてはrir6氏にも責任あり、と認識します。

どうしてid:mojimojiさんはこの点に付いて私へのコメントではスルーしちゃうんでしょう。不思議です。
都合の悪い事は言わなくても良いという権利が有るにしても - import otsune from Hatena

 rir6氏に侮蔑表現を使われた誰かが、rir6氏に対して侮蔑表現を使うのはありえる話だろうな、と。その程度。それも、いつの話か分からんので、otsune氏に対するものかどうかも分からない。一応確認しておくけど、誰か第三者にrir6氏が罵倒表現を用いたからといって、otsune氏がrir6氏に罵倒表現を用いることの理由にはならんし、otsune氏のブックマークコメントは罵倒表現どころか罵倒しかなくてエントリの内容への関与がほとんどないということの理由にもならない。あるいは、昨年の7月19日以前にrir6君にotsune氏本人が罵倒された?何のやり取りもなく突然に。そうなんだったら理解できるけど。
 ただ、rir6氏の罵倒、というより挑発も、「先に手を出した」的に解釈してよいものかどうか、正直迷う。少なくとも僕の記憶の範囲だと、rir6氏の攻撃的な表現(=挑発)は、一応は議論に付随しているものであったと思う。元記事が消えてしまっているから確認のしようはないけれども、とりあえずそういう認識。ある意味僕がしばしば使う挑発と似ていたと記憶してる。たとえば次のような感じ。Aを信じる人たちが、Aを信じる理由を構築的に述べられないならば、それは愚かである、というような言い方を、たとえば僕はする。これは攻撃的だし、挑発だ。ただ、「Aを信じる理由を構築的に述べる必要はない」と主張するか、あるいは実際にAを信じる理由を構築的に述べるならば、(少なくとも再批判するまでは)その人は愚かではない、という意味でもある。「Aを信じていけない理由はないからだ」と答えるならば、やっぱりアホだ、と僕は言う。議論の構図が読み取れなくて罵倒表現にしか目にいかない人からすれば、単に罵倒されたと思ってもしょうがないだろうとは思うけども、ここ数日のotsune氏とのやり取り、それを見てTBしてきた人たちのエントリを見る限り、rir6氏のそういう仕掛けがあったとして到底読めるとは思えない。
 あとついでにウォッチとやらについて。残念ながら僕はウォッチと挑発が同じような程度のものとは考えない。ウォッチというはメタの位置でゴチャゴチャ聞こえよがしに攻撃しつつ、直接応答できそうならするけれども、面倒な場合は「メタにマジレス」とか言いながらメタに逃げ込む。そういう逃げ道を確保しながら攻撃しようという態度。挑発は一応は相手と同じ土俵に立っているのであって、その意味で自称・ウォッチャー連中に較べれば何百倍かマシだと考えてる。そのあたり、ウォッチャーを自称するなら身の程を知るべきだろうとは思う。