野宿者支援闘争、今後も続く(一旦、まとめ)
別の運動で、「勝つまでやめなければ負けない」という、悲壮なんだかノー天気なんだか分らないことを言った人がいたが、しかし、この不思議なおかしみを感じながら、やはり負けられない/やめられない戦いであることを確認しておきたい。
1月30日朝8時より、靱・大阪城公園で大阪市による行政代執行が強行されました。
対象とされた仲間のテント・小屋は、すべて破壊しつくされ撤去されました。
私たちは、今日という日を絶対に忘れないでしょう。
大阪市によるこの非道を、私たちは全身からの怒りをもって弾劾します。
また同時に、多くの仲間が最後まで心をひとつにして抵抗しつづけたことに、誇りを持ちたいと思います。
撤去ですべてが終わるのではなく、これからがはじまりです。
強制排除弾劾!: 釜パト活動日誌
うつぼ公園・大阪城公園双方のレポートを。このような出来事の一つ一つを、一人一人の置かれた状況の具体性とともに、せめて共有(あるいは「分有」)しておきたい。
- うつぼ公園・30日 - Arisanのノート(うつぼ公園)
- うつぼ・大阪城当日レポート/Yさん弾圧: 釜パト活動日誌(うつぼ公園)
- 傘もささず、行方知れず: 釜パト活動日誌(大阪城公園)
- 写真載せました/カンパのお願い: 釜パト活動日誌(うつぼ公園/写真)
いずれのレポートを読んでも感じるのは、運動側の驚くほどの冷静さ。*1
- テントを守るにあたっても、あくまで非暴力で抵抗するということは、前夜のある段階で徹底されており、この点については支援者の人たちは、非常に周到に対処していたと思います。(Arisanのノートより)
- こちらはくりかえし市に対し「まだ間に合う、話し合いを」と要求するも・・・(釜パトブログより)
- (引用者注:人数的に圧倒的に足りないのでテントを守りきれないことがハッキリしているという状況で)それでも当日が近づいて、当事者の人と話し込むうち、とにかく支援者側が指示云々するのではなく、当事者が「その時」どうしていたいかを重んじて、その意向に「寄り添う」ことにした。(釜パトブログより)
- それと行動にはくれぐれも留意して逮捕者や怪我人を出すような事態だけは避け、命令で動いているだけの相手も含めて、出来るだけ傷つけあわないようにしようという合意もした。現場にいる者同志が個人的に憎しみをぶつけあっても意味がない。命令しているバカは手を汚すことなく、そこにはいないのだから。(釜パトブログより)
しかし、、「前日、扇町公園にうつぼの仲間受け入れのために設置したテント4軒が、北部方面公園事務所により早朝撤去されてしまったことが判明(代執行の手続きすらなし!)。」という一文を見るに、今回の大阪市の狙いはバラのお祭りだかなんだかの開催ではなく、野宿者の排除、それも公園からのではなく、生きる可能性からの排除を企図したものであることがよく分かる。
あと、P-navi info : パレスチナ・ナビ編集員ビーのブログさんとこに、ここ最近、大量の関連記事が掲載されてる。今、時間なくて整理しきれませんが、是非に。