モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

パレスチナ評議会選挙

それにしてもメディアのこの問題に対する見識の低さには、かなり呆れさせられる。メディアへの愚痴は書いてて嫌になったのであえて、注に落とす。*1それはともかくとしての、この選挙についてP-Naviで紹介された記事。
P-navi info : パレスチナ、明日の評議会選挙を前に 「民主主義の幻想」


少なくとも、パレスチナ人パレスチナ人の意志によってパレスチナ人の未来を決める選挙になっているわけではないことは確認しておいた方がいい。イスラエル(そしてアメリカ、さらにその尻尾にしがみつく日本)が作り出した構図の中で、とりあえず政治プロセスが動いている、と宣伝するためのショーに過ぎない。選挙が行われたことが、世界中で報道される。それだけでいいのだ。イスラエルにとっては。イスラエルには、占領をはじめとして、あらゆる政策について変更する気はないし、それを変えさせる意思はアメリカにもヨーロッパ諸国にも日本にも、ない。それでも投票所に足を運ぶ人たちを見ながら、私達はどこに足を運ぶのかを考えなければならない。

途中経過は以下のとおり。
P-navi info : 新通信発行:評議会選挙当日号
P-navi info : 速報:パレスチナ評議会議員選挙 途中経過
P-navi info : [暫定]パレスチナ評議会選挙 続報

*1:昨日のテレ朝のニュースでは、古館がハマスが広範な支持を集めていることに触れて<しかし、ハマス武装解除しないっていってんですよね>と、それがさも問題であるかのような調子で述べていた。F16から戦闘ヘリから世界トップクラスの最新鋭兵器で「武装」したイスラエルが占領しているその中に、せいぜいカラシニコフや少数のロケット砲で「武装」していることがそんなに問題なのか、と、これまたネット上だけでも何十回となく繰り返されたおなじみの突っ込みをいれざるを得ない。実に寒い。ニュース23は昨日は見てないが、いつだか筑紫哲也が遅い夏休みで代理キャスターが出ていたとき、「この問題の背景には、紀元前からの宗教的な対立がありますから・・」云々と、古館に劣るとも勝らない見識を披露していた。誰だったか名前は覚えてない。こいつらは、本当に、一体何の資格があって全国ネットで自身の意見を開陳しているのだろうか。・・・なんてことは、みんな織り込み済みなんだろうけど、わざわざ言うまでもないことなんだろうけど、しかし、なぁ。