モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

続々・タバコ問題

 「タバコ問題」、「続・タバコ問題」と考えてきた。

 僕が重視したのは、次の点。

  • 喫煙によるストレス緩和は錯覚でしかないのではないか。
  • 喫煙の理由は、明白な中毒と、自覚されていない中毒しかないのではないか。

 この線はもちろん疑いが濃いことは濃いと思う。酒を飲む人におけるアルコール中毒患者の比率と較べると、タバコを飲む人におけるニコチン中毒患者の比率は、少なくとも体感では圧倒的なほどに後者が多い。それで、タバコ自体は禁止しないとしても、タバコの効能についての批判的言説を流通させることくらいはすべきじゃないか、と主張してきた。

 しかし、必ずしも「批判的言説」であるべき理由はない気がしてきた。つまり、「中毒にならずにタバコをたしなむためのガイドライン」を流通させるのはどうだろう。これが可能であるならば、「一日何本まで」「感覚をどのくらいあける」というような形で言えるはずだ。そして、中毒にならない範囲内でなら、どれだけ吸ってもとりあえず放置してよいかと思う。もちろん、そのような吸い方は無理だ、ということが結果的に判明するならば、これまで述べてきたような批判的言説を流通させるべきだと思う。その場合には、「タバコによるストレス緩和は錯覚ですよ」と言い続けるべきだと思う。

 実際、可能なんでしょうか。「中毒にならないタバコの嗜み方」。いずれにせよ、タバコが誰の介入も受けずに放置されてよいとは思わない、という点では以前と同じなわけですが。これなら喫煙者の皆さんからみてどうなんでしょうね。*1

*1:たとえばid:Coutaさんとかhttp://d.hatena.ne.jp/corydalis/20051005などにTBしてみたり。