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アメリカのハリケーン被害に思う

アメリカのハリケーン被害のニュースを見ていて驚いたことは、その被害の大きさよりも、ブッシュ政権のその確信犯的な怠惰さである。この人たちにとっては、貧しい人はそもそも人間ではないのだな。

バカでも分かる理屈だと思う。「ハリケーンに備えて避難勧告を出した」のだから、その危険さはあらかじめ認知済みである。そして「貧困ゆえに避難できない人が多数いる」ことは子どもでも分かりそうな理屈である。そして、この2つのことから明白に言えることは、「ハリケーン接近中で既に災害救助活動の準備がなされていてしかるべき」ということだ。単に被害が発生してからの行動が遅いというだけでなく、元々何もする気がなかったとしか思えない。

アメリカでは、権利は金で買うものであり、命も同様である。買う力のない者は、そもそも人として勘定されないのだ。


参考:「ハリケーン大災害、ニューオリンズに戒厳令:ライス国務長官はNYのフェラガモでお買物!」@暗いニュースリンク