モジモジ君のブログ。みたいな。

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「訓練」という暴力@嘉手納

ありえないような人をバカにした話。

嘉手納で爆発音 煙流出/有事想定訓練沖縄タイムス


二十四日午前八時二十分ごろ、嘉手納町嘉手納の町役場駐車場とフェンス一枚を隔てた嘉手納基地内の道路で、閃光とともに三十発近くの爆発音が鳴り、大量の白煙が駐車場内に流れ込んだ。爆発音などは同基地が二十一日から開始した有事を想定した即応訓練の一環。役場職員が登庁する時間で、駐車場に居合わせた職員や一般町民の中には、体調不良や耳鳴りなどを訴える人もいたという。

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「ドーン!」。爆発音が嘉手納町役場駐車場に響きわたった。二十四日午前、役場裏の嘉手納基地フェンス際で行われた有事想定の即応訓練で、駐車場は三十発近くの爆発音と、多量の白煙に包まれ騒然となった。青ざめてその場でしゃがみ込む女性を保護した職員は「ここは戦場か」と、吐き捨てるように言った。

駐車場にいた町企画財政課の山内智さん(42)は、フェンスを隔ててわずか十五メートルの距離で爆発に遭遇。「米兵は僕がいるのを知っていて、爆発させた。彼らは僕らを人間だと思っていない」と憤りをあらわにした。

山内さんは午前八時二十分ごろ、役場駐車場に到着。車の中で荷物をまとめていると、フェンス際に数人の米兵が立っているのがフロントガラス越しに見えた。

「何をしているのだろう」と思った瞬間、米兵の前で何かが爆発。車が揺れ、運転席側の窓を開けていた山内さんの顔に音と風圧が直撃した。その後、断続的な爆発とともに、駐車場一体は白煙に包まれ、何も見えなくなった。

白煙立ち込める中、ヘッドホンを付けた米兵が平然と立っている姿が見えたため、訓練だと分かった。「米軍は非常識極まりない。登庁時間で、多くの職員が駐車場にいた。それを見ているはずなのに、なぜ爆発させるのか」と声を荒らげる山内さん。三時間近くたっても「耳鳴りがする。自分の声がこもって聞こえる」と、怒りを抑えきれない様子だった。


ここ数日忙しかったのでタイムスをチェックしていなかったのだが、ちょっと気を許すとすぐこういうことが起こる。怪我人などは幸い出ていないが、そういう問題ではない。その瞬間、何が起こったかわからなかった人たちはどれほどの恐怖を感じたかと思う。

司令官は<命令がうまく伝達できていなかった>と謝罪している(司令官「実施場所違った」/嘉手納即応訓練)。バカにするな。こうしたことはちょっとした不注意で起こるようなこととは訳が違う。これは事故ではなく、明らかに故意なのだ。近隣に住む人たちが人間であることを少しでも弁えていれば起こるはずのないことだ。ハッキリ言う。この事件は米軍の人種差別意識のなせるわざである。


相変わらず、日本政府の存在感はゼロである。