モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

テロ@ロンドンのその2

id:miyutomo2さんとこで紹介されてた次の記事。


ロンドン同時多発テロ:事実と怪情報・・・@暗いニュースリンク
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/07/post_313a.html


アルカイダの犯行だ、声明も出てる、と聞いていたのだけどどーも怪しいらしい。その犯行声明とやらが、なんとコーランの一説を間違っているらしい。
もっとも呆れさせられるのが、アメリカの御用メディア・フォックスのニュース・キャスターの次のようなコメント。

ブライアン・キルミード(キャスター):

「・・・さて(ブレア首相は)明らかに震えながら、決意の表情で声明を読み上げました。これは首相にとって2度目の声明です。最初の声明はロンドン市民に向けたもので、G8サミットにおいてですが、同サミットの第一の題目は・・・信じるかどうかはともかく・・・地球温暖化で、二番目の題目はアフリカ支援についてでした。さて、911テロが発生して後、テロリズムこそがナンバーワンの題目であるべきと、今になって彼等(イギリス国民)はようやく知ることになったわけです。彼等にとって重要なのは共闘することです。今回のような事件を(911テロ被害者と同じく)人々が体験することは我々にとって有利であり、西側諸国にとっても有利に働くでしょう。」


スチュアート・バーニー:

「世界中の指導者が集まる場所で、まさしくナンバーワンの問題として取り上げられることになる。地球温暖化問題もアフリカ支援も後回しだ。テロリズムとテロとの戦いが、再び最優先の議題になるさ」

国益という言葉は嫌いだけども、自国民の生命を守ることに失敗したのならば、それは即ち「失敗」に他ならないのではないのか。テロをなくすためにテロと戦い続けてきたのであれば、数年に及ぶ「対テロ戦争」の成果がマドリッドでありロンドンであるとしたら、そもそもその「対テロ戦争」とやらは何の成果をあげているのだ?テロと戦う姿勢のためにテロ被害を受けることが有効だとするこの倒錯した論理。なんだか頭がおかしくなってくる。テロがなくなれば「対テロ戦争の成果」、テロが相変わらずなくならないなら「やっぱり対テロ戦争が大事だ」。「対テロ戦争」は決して失敗することがない。なに、この腐り果てた言葉達。