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マクロ経済学再入門します

 最近、マクロ経済学再入門を志しつつあります。経済学の大事さは仲正さんに言われずともわかっとるわい、などと生意気なことを言っていた(id:mojimoji:20041202)のですが、マクロ経済学の大事さはまったく考えていなかったことは迂闊と言わざるを得ません。『経済学という教養』はほんとにいい出会いをした気がします。重ねて感謝。2000円って安すぎ。*1

 これがただのヨイショでないことの証拠(になるかどうかはよくわかりませんが)に、以来、マクロ経済学をめぐる論争がすごく面白くて、今更ながらいろいろ勉強しています。性労働の話はどこいったんや?状態。でも、論文を書くための勉強はそれはそれとしてやらなくちゃいけないけど、いまちゃんとマクロの勉強しておくことはとても大事なことの気がする。

 とりあえず、『クルーグマン教授の<ニッポン>経済入門』は必読。今の僕の立場は、かなりリフレ派に共感しつつも、いくつかの懸念を持ってる。これを次のエントリに書いてみたい。*2

*1:とは言え、この本が本当に入門書になるのかは、ちょっとわからん。この本がターゲットにしているはずの人文系知識人には、これは難しいんじゃないかと思う。スティグリッツの教科書あたりを読みつつ、経済学の世界のガイドブックとして使うのが一番いい使い方じゃないですか?

*2:正直、専門分野ではないとはいえ、一応経済学研究科出身で、あまりにもバカなことを書くのは恥ずかしいという気持ちはかなりあり、こういう話題を書くのはどこかで避けてた気もする。が、まぁ、バカはバカなりにがんばるしかないわけで、見当違いのことを言っていたら是非とも突っ込んで欲しい、と思う。後学のために。それと、『エコノミスト・ミシュラン』を読んでいると、良くも悪くも間違いを恐れちゃいけないと、というより、むしろ恐れる必要などないんじゃないか、という気持ちが両方出てきてしまった。