アラファト死去

　論文仕上げてる間に、ＰＬＯのアラファト議長が亡くなった。いろいろあった人だけど、略歴は割愛。とにかくとんでもない人である。罪状は２つある。権力保持のために後継者を育てなかった。公金を個人口座にストックしてた。とんでもない奴なんだけど、そのとんでもなさゆえ彼が死んではマズイという状況だった。案の定、パレスチナのためのお金はアラファトの個人口座を経由して、スーハなどというどこの馬の骨とも分からない女が握っている。残されたパレスチナにはアッバズなどというちっとも人望のない凡才しか残っていない。これからどうなるのか。

（１１月２６日追記　早尾貴紀「アラファトの死去に関して」http://palestine-heiwa.org/note/Kshikiconfig.cgi/A2004110　は、アラファトの死の語られ方についてのよくわからない納得のいかなさについて、スッキリとした説明を与えてくれた。この文章は是非是非是非是非読んで欲しい。）