モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

国旗・国歌と愛国心の関係

もう1つ。http://d.hatena.ne.jp/aisyuno_3rdcla/20041029より。

それはこの日本って言う国が法治主義である以上「日の丸」、「君が代」には敬意を払う(中略)事を求められている訳ですし

法律で決められているのは、日の丸を国旗、君が代を国歌とする、ということだけ。敬意を払うことは求められていない。「国旗・国歌に敬意を払うことは国際常識」という見解もあろうが、それは規範だとしても法規範ではないから、それに従うかどうかは法治国家であるかどうかとは既に関係のない話になっている。だから、「国旗・国歌に敬意を払うことは国際常識」それ自体の正しさを議論しなければならない。

自分達の地域やそこに存在する「文化」や「歴史」に親しみを持ち、それらに敬意を払う事は必要だと思います。そして、それらの「文化」や「歴史」、そして、自分の好きな人、それらの統合の象徴としての「日本」と言う国や、「日の丸」「君が代」へ敬意を払う事、それはこの日本と言う国に生きる以上忘れてはならないのではないかと思っております。

別に地域やそこに住む人々が好きだけど、国旗・国歌は嫌いだ、という立場は別に矛盾していない。だから、この引用部には飛躍がある。


つまりは、国旗・国歌と愛国心をつなぐもの、必然的につなぐものはない。つなぐ人はいて、つないじゃいけないわけでもない。しかし、つながないからといって「愛国心がない」などと言われる理由もない。愛国心を言うことと、愛国心の結果として国旗・国歌への態度を言うことは全然別の話。ここらへんが混同されすぎる。