モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

売れる物と売れない物

について考えています。相変わらず。

前から不思議に思っているのですが、買売春を自己決定において認めるべきだと述べる人たちの多くが臓器売買については認められない、とする見解を取っています。「臓器売買が認められないから、買売春も同様」と安易に言うつもりはありません。ただし、少なくとも買売春を認めつつ臓器売買を禁ずるロジックは、考えられているほどには簡単なものじゃないです。
というわけで、できるだけ短期間で臓器売買についての考察をまとめる予定(宣言して退路を断つ)。組合活動で仲良くなった応用倫理学の先生から以下の本を借りてきました。

  • L・アンドルース&D・ネルキン『人体市場』(岩波書店
  • レネイ・フォックス&ジュディス・スウェイジー『臓器交換社会』(青木書店)

両者とも面白いけど、臓器売買の倫理的正当性についての直接的な考察は見当たらず。